老化を招く「脂肪のサビ」と若返らせる「グレリン」、究極の解決策
2017/02/15
カテゴリーダイエットコラム
老化を招く「脂肪のサビ」が話題になっています。
老化を招くだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、がんなどの促進要因にもなっています。
「脂肪のサビ」は、2月14日に放送された「たけしの家庭の医学」で使われた表現です。
普通の言葉で言えば、「過酸化脂質」、要するに酸化した油のことです。
過酸化資質は、活性酸素と脂肪が反応した結果生まれます。
しかも、過酸化脂質は、さらに活性酸素を発生させてこのような反応を連鎖させます。
その結果、DNAまで傷つけますし、血管の内壁、皮膚のコラーゲンなども傷つけます。
シミやシワ、たるみの原因にもなります。
まさに老化と万病の元なのです。
いわゆる加齢臭、「おばさん臭」「おじさん臭」というものの正体は、過酸化脂質と性ホルモンが反応したものが最近によって分解されて生じるガスです。
ですから、もし枕カバーや普段よく着る服などにこうした匂いが染み付いているようなら、体内には相当な量の過酸化資質が溜まっていると考えられるわけです。
どうやって「脂肪のサビ」はできるのか?
私たちの体に脂肪は必要です。エネルギー源やクッションとしての役割だけではなく、細胞膜の原料や、体の様々な調整をする物質の原料としても必要です。
一方では、私たちは、活性酸素を使ってカロリーを燃焼することで活動のエネルギーを得ています。
だから、脂肪と活性酸素が出会うことで「脂肪のサビ」(過酸化脂質)ができてしまうこと自体は避けることができません。
ただ、最初からそれが宿命なので、「脂肪のサビ」(過酸化脂質)を分解、解毒する代謝システムを持っています。
問題なのは、分解、解毒できるキャパシティを上回って「脂肪のサビ」(過酸化脂質)ができてしまうことです。
残念ながら年齢とともに、そのキャパシティは小さくなります。しかも、活性酸素を中和して酸化を防ぐシステムも弱くなってしまいます。
そこに加えて、過食、特に糖質の過食が加わり、血糖値が急上昇するようなことが繰り返されると、活性酸素の大量発生が慢性化するのです。
その結果、分解、解毒のキャパシティを超えた「脂肪のサビ」(過酸化脂質)が体内に蓄積されてしまうのです。
「脂肪のサビ」の防ぎ方
当該番組では、被験者が頻繁に間食をしていたのをやめていただいて数日の間に「脂肪のサビ」(過酸化脂質)が減少していました。
また、空腹時に胃から分泌されるグレリンというホルモンに若返り作用があることを伝えていました。
グレリンは、脳下垂体に働きかけて成長ホルモンの分泌を促すことが知られています。
成長ホルモンは、細胞の分裂を促し、新しい細胞を育て、骨や筋肉を成長させたり、傷を修復させたりする働きがあります。
つまり、余計な間食をせずに、適度に空腹状態を作り出すことで、「脂肪のサビ」(過酸化脂質)の発生を防ぎ、しかも若返りを促すことができるというのがこの番組の結論でした。
もう一つは、ビタミンEを豊富にとることです。
実は、最近話題になったもう一つのキーワード「血糖値スパイク」とも関係があります。
「血糖値スパイク」の問題を取り上げたNHKスペシャルなどの番組では、血糖値の急上昇が活性酸素を激増させ、それが血管内壁を傷つけることで動脈硬化を促進するということが紹介されていました。
つまり、「血糖値スパイク」が起きている時には、「脂肪のサビ」(過酸化脂質)の激増していると考えられるのです。血糖値スパイクの問題は、こちらの記事をご覧ください。
つまり、「脂肪のサビ」(過酸化脂質)を防ぐ方法は、「血糖値スパイク」を防ぐのと同じ方法だということなのです。
「脂肪のサビ」(過酸化脂質)を防ぐ最も確実な方法
実は、私たち自身40代の頃には自分たちの体臭を自覚していました。
それから15年経った今、枕カバーなどにこうした匂いはありません。
というより、ある取り組みを始めて以降、お互いの体臭を感じたことはありません。
また、その取り組みを始めた頃より、現在の方が若く見えます。
写真で見てもこの通りです。
体型もスリムになり、肌のシワやたるみもなくなり、若返っているのがお分かりいただけると思います。
おそらく実際に体内から「脂肪のサビ」(過酸化脂質)が激減し、グレリンというホルモンの分泌が増えて、成長ホルモンも増えたのではないかと思います。
でもそれだけではありません。おそらく「長寿遺伝子」とも言われるサーチュイン遺伝子やレブ遺伝子といったものも活性化したと思われます。
その究極の方法はこちらをご覧ください。