突然ですが、もし老化が一種の病気で、治療でき、若返りも可能だとしたらあなたはそれを選択しますか?

 

実は、今最先端の科学研究は、それが可能であることを示しています。

 

動物実験の段階では、何倍にも寿命を伸ばしたり、人間でいえば70歳の高齢に当たるのに若い個体より元気になったり・・・

 

老化で視神経が働かなくなり失明していたのに、視神経が再生され、視力が回復したり・・・

 

老化で生殖機能が失われていたのに生殖機能が復活したり・・・

 

これまでの常識では考えられなかったようなことが次々に成功しています。そういうことを可能にしつつある最先端の学問はエピジェネティクスと呼ばれています。

 

エピジェネティクスとは何か?

例えば人間のDNAは、全身どこの細胞でも同じです。では、なぜ骨の細胞になったり、
神経の細胞になったり、皮膚の細胞になったりするのでしょうか?

 

それは、DNAのどこを読み取るか、読み取らないかが違うからです。それをコントロールする情報の記憶をエピゲノムと言います。このエピゲノムの仕組みを解明して応用する学問が、エピジェネティクスなのです。

 

老化はそもそもなぜ起こる?

これまで人間が老化する原因について、「DNAのダメージが蓄積するためだ」「DNA自体に老化する仕組みがある」など色々言われてきたのですが、いずれもそれが本当の原因ではありませんでした。

 

例えば、老化した動物からでもクローンを作れますし、老化した動物から作成したクローンが
早く老化したり短命であるということはありません。

 

また、幹細胞には、「DNAの時計」をいわば「巻き戻す」酵素が備わっています。

 

では、何が老化の原因なのでしょうか? あえて一言で言えば、このエピゲノムの仕組みが劣化することです。ではエピゲノムの劣化の原因は何でしょう?

 

これらの問いに対する答えは、回を追ってお伝えしたいと思います。ただ「修復は可能なのでしょうか?」という問いに対してYESと回答しておくことにします。

 

参考文献

デビッド・A・シンクレア博士の「ライフ・スパン 」

 

エピゲノムはいつも変化している

今動物を使って研究が行われているようなことは、再生医療とか、アンチエイジング医療とか、
遺伝子治療などと言われ、未来の高度医療に発展することです。

 

ただ、エピゲノムというのは、環境の変化に柔軟に対応するための仕組みでもあるので、常時変化し続けているのです。好ましい変化もあれば好ましくない変化もあります。

 

例えば、逆境的小児期体験(ACE)という概念がありますが、つまり小児期に受けたトラウマです。その度合いを指標数値化したのがACEスコアと言うのですが、そのスコアが、6ですと平均寿命が20年も短縮されます。4でもがん発症のリスクが約2倍になります。

 

生い立ち過程でトラウマを受けることで脳の器官のサイズや機能にも影響が出ることもわかっています。こうしたことも、エピゲノムに変化が起こるからです。

 

けれどもそうしたことも修復は可能であることがわかっています。

 

エピゲノムをケアするという発想

私が扱うような深層心理に働きかける方法は、こうしたエピゲノムのレベルまで作用すると考えられます。

 

そこで、脳の機能自体を修復、改善する可能性があると考えています。

そういう観点から、さらに研究を進めています。

 

また、エピゲノムの修復を促す強力な方法としては断食があげられます。

 

ただし、完全断食は苦痛が大きすぎて、危険もあるので、楽に安全にできる方法として酵素飲料で栄養を補給しながら行う「酵素断食」が私どもが勧める方法です。

 

詳しくはこちらをどうぞ

 

酵素断食は、腸内フローラを劇的に改善する方法でもあるので、先の記事で紹介しました観点からも心と体に変化をもたらします。

 

これまでの経験上、酵素断食や食事の改善と合わせて心理療法に取り組むことは目覚ましい相乗効果が見られます。

 

最先端科学を取り入れたセラピー

私たちのDNAには、エピゲノムをメンテナンスし、修復するプログラムが備わっています。それは、「長寿遺伝子」とか「若返り遺伝子」とか呼ばれる「サーチュイン遺伝子」というものです。

 

実は、心理療法で大きな変化が起こる時もこの遺伝子が働いていると考えられるのです。

 

ですから心の問題を心の問題として切り離すのではなく、心も体も全部よくする、老化を抑制したり、若返りしたりするのをサポートするというより大きな観点で取り組んで行こうというのが、新しい発想です。

 

今後、こうした背景から、様々な無料勉強会などを企画してゆこうと考えています。具体的な内容や日程は準備ができたら順次お伝えしてゆきます。