こんな思い込みが願望実現を妨げる
2014/09/17
「すべては変えられる/『思考』をつくる心の奥の秘密」をリリースしてから間もなく半年になります。この間、拙著をお読みになった事をきっかけにして個人セッションを受けて下さる方がほとんどになりました。本当にありがたい事です。
そして、あらかじめ多くの事を理解していただいた上でセッションを受けていただいた場合の方が効果も出やすく変化が早いという事を実感しています。また、それ以前には心理カウンセリングなどを受けようとは思っていなかったという方、またいろいろなセッションを受けたけれども効果を感じられなかったという方に多く受けていただいています。
私は、もともと潜在意識期の仕組みについてもっと多くの人に知って欲しい、そして人生の苦しみの多くは生い立ち過程で生じて潜在意識に保持された隠れた信念が原因でその多くは解決可能であるという事を伝えたい、そして、心理セッションをもっと身近なものとして感じて欲しいなど様々な思いを持ってこの本を書きました。それらの想いが現実化していることは、喜びと感謝に耐えません。
なお、私の本の読者は、同時に「引き寄せの法則」などに関係する著書も読んでいる傾向が顕著にあります。特に高い親和性が見られたのが、「こうして思考は現実になる」(パム・グラウト著)、「ココロの枠をはずしたらどんどん願いが叶いだす♪」(都筑まきこ著)、「『引き寄せ』の教科書/スッキリ分かる!『思考が現実化する』しくみと方法」(奥平亜美衣著)などです。
「引き寄せの法則」というのは、多くの著書でも紹介されて知られるようになりました。そして、それらは真実であると思います。それらの著書は、共通して潜在意識が「ソース」とか「エネルギーフィールド」など宇宙を司るエネルギーにつながっているという事を述べています。
これらはいずれも役立つ内容です。ただこうしたものを読んで実践してもなかなか思い通りにゆかないという方も多く、その多くの場合潜在意識に願望を実現する事にブレーキをかけるような信念が居座っている事が原因です。
あきらめるのではなくて、そこを解消した上で、再度「引き寄せ」に取り組まれる事を強くお勧めします。本当にあなたの人生はあなた次第で変える事ができるのです。
少し整理が必要な事があります。意識全体のうち、顕在意識と言うのは10%程度といわれますが、それ以外は全て潜在意識です。そして潜在意識は、一つのものではありません。実際にはいくつもの層が連なった構造をしていると考えられます。
私が拙著の中で明かしたかった事は、顕在意識と私たちの魂―大きなパワーの源泉につながっている―との間の層にメンタルブロックといいますが、願望の実現を妨げるような信念のバリアーが存在するという事です。
それらの信念の多くは、生い立ち過程で形成されたもので、多くの人はその存在を自覚していません。潜在意識のこのような層がどのような構造になっているのか、どう解消して行ったらよいのかという事に関しては、ほとんど知られていません。
メンタルブロックを見つけて解消してゆく作業をクリアリングといいますが、クリアリングの最も分かりやすい手引書を書こうというのが拙著の目指したところでした。
実際のところメンタルブロックがたくさんある状態では「引き寄せ」はうまくゆきません。またクリアリングだけをして、願望を実現するような思考や行動を実際にしてゆかなければ願望は実現しません。
拙著に対する感想のほとんどは好意的ですが、一部失望したという意見もあります。その内容は、自己啓発書だと思って購入したのに内容が期待と違っていたというような趣旨が見られます。おそらく、「引き寄せ」とか「願望実現法」に関する本を求めていらしたのだと思います。そのような内容は世の中にすでにたくさん良書があります。
「引き寄せ」を用いる事とクリアリングは車輪の両輪のようなものだと思っています。あれかこれかという関係ではなく、両方合わせて真実の全体像になるということです。
「引き寄せ」関係の中で、手軽に読めて分かりやすいという意味では、「こうして思考は現実になる」(パム・グラウト著)、「ココロの枠をはずしたらどんどん願いが叶いだす♪」(都筑まきこ著)、「『引き寄せ』の教科書/スッキリ分かる!『思考が現実化する』しくみと方法」(奥平亜美衣著)などがおすすめです。事実、拙著とともにこれらの著書を読まれている方が多いようですが、私としてもそのようにされる事をお勧めします。
なお、どのような信念が「引き寄せ』を妨げるかというテーマについて「『引き寄せ』を妨げるさまざまな信念」シリーズとしてブログで連載しています。
アメーバブログ記事
私は、潜在意識に存在する「隠された信念」をインナーチャイルド、インナーベビーという概念で表して、誰でもそれを簡単に自己分析できるようにしました。そして、自分でそれに向き合って変更する方法を含めて1冊の本にまとめました。まずはこちらをお読みください。