「意味付けの思考パターン」と「条件付き思考パターン」
2013/12/28
カテゴリーヒーリングセッション情報
今度出す本では、欠陥/恥スキーマを「恥と卑下のチャイルド」とより分かりやすく言い換えています。例えば「私は無価値だ」といった思考パターンがそのコアにあります。
同様に、不信/虐待スキーマを「いじめられ不信チャイルド」と言い換えています。例えば「私は常に攻撃される」といった思考パターンがそのコアにあります。
私は、こうしたものは、いの一番に探し出してキャンセルします。けれども、それですぐに変化が起り始めるケースもあればそうではないケースもあります。
それは、それらの思考パターンを変えても、私が「意味付けの思考パターン」と呼んでいるものや「条件付き思考パターン」と呼んでいるものがまだ残っている可能性が高いからです。
例えば、「私は無価値だ」という思考パターンはキャンセルされ、反応しなくなったとしても、「期待に100%応えられないなら無価値だ」とか「優秀でないのなら無価値だ」といった思考パターンが残っている可能性があり、すると常に100期待に応えるとか、常に優秀であるなど実質無理なので、結局は自分を無価値だと考える事になります。このように、
「◯◯である事は、□□である事を意味する」
「◯◯でない事は、□□である事を意味する」
といった構文で表される思考パターンが「意味付けの思考パターンです」
「条件付き思考パターン」というのは、例えば「自己主張すると攻撃される」などのように、
◯◯すると□□される
◯◯しないと□□される
といった構文で表される思考パターンです。
例えば、もし、「私は常に攻撃される」という思考パターン自体は書き換えられてなくなっていたとしても、「目立つと攻撃される」という思考パターンが残っていて、その人が役割上目立たざるを得ない立場にいるとしたら、結局は、「自分は攻撃されるのではないか?」という恐れを抱き続ける事になります。