関西弁で新刊本の内容紹介・第3弾
2014/03/07
カテゴリーヒーリングセッション情報
さらに図ぅにのって、今日は、関西弁講義第3弾や。今日は魂の話をするで。
人間の性格いうもんは、どうやって決まってとるねんいう疑問は歴史上ずっと昔からあったで。1980年代からは、アメリカでゴールドバーグ博士いう先生を中心にスーパーコンピューターを駆使してこういうテーマの研究がなされたんや。その結果、人間の性格は、5つの因子のバランスによって決まっているのやないかいう事になってな、そういう考え方は5因子論呼ばれるようになったんや。そやけど、この考え方にそっくりな考え方が、ずっと昔からこの日本にあったんや。どや驚いたか? 千数百年も昔から古神道の中で語り伝えられた一霊四魂いうのがそれや。四魂いうのはな、人間がよりよく生きようとする意欲、モチベーションの源泉が4種類あるいう意味や。一霊いうのは、人間一人一人に神の分身が宿っておってな、四魂の働きを省みたり統制するはたらきをしよるいう意味や。
四魂いうのは、荒魂(あらみたま)、幸魂(さちみたま)、和魂(にぎみたま)、奇魂(くしみたま)の4つや。荒魂ゆうのは、いうなればチャレンジする性質や。幸魂ゆうのは、愛情や絆を求める性質や。和魂は、調和や仲間を求める性質や。そんで奇魂は、真理や美を探究する性質や。人間は誰でもこの4つを持ち合わせとるんやが、どれを強う持って生まれついたかは、人によって違うんや。どの性質がよくてどの性質が悪いいう事はないど、た〜だ違いがあるいうだけで、それぞれの役割があるんやど。どの魂の性質も磨いて成長さす事がでけるし、どれもどえらいパワーを持っとんのやど。
荒魂が発達した人は、チャレンジ精神にあふれとってな、人がやった事がない事、やれん事に挑んだり、リーダーシップを発揮したり、記録に挑んだり、改革を推進したりしおる。創業社長になる人やらアスリートやらには、この性質が強い人が多いんや。
幸魂が発達した人は、人情深うて面倒見がええ人がおおいんやわ。個人的な人間関係だけやのうてやな、困った人を助けたいいうところからアイデアを思いついて結果的に仕事で成功する人もおるで。
和魂が発達した人は、人をまとめたり、ネットワークをつくったりするのが得意やわ。根回しも得意やからな、ともすれば対立や争いになるところをうまく治めるわけや。
奇魂が発達した人は、研究者とか芸術家とか、物事を極めようする人が多いわな。いつも新しい事を考えたり、新しいもんをつくりだそういうて探究してますわ。
どや、みんなそれぞれええやろ、それぞれこの世に必要な性質やという事が分かるやろ。人間同士がな、なんか噛み合わんな〜思たときに、ひょっとして魂の性質の違いからくるんやないかいう事に気がついてやな、ああ、相手はこういう魂の性質からこうするんやいう事が分かったとたん、ようつきあえるようになるっちゅう事もようあるな。
ただ、問題はな、幼いときにはこれらの性質が未熟な形で表れるっちゅうこっちゃ。例えばや、荒魂の性質が幼いときに表れると、やんちゃ、おてんばゆう形で表れるんや。元気にはいはいしていろんなモンいじり回すだけやったらええが、そのうち、いろんなとこによじ上ったり、取っ組み合いをし始めたりしよる。このくらいならまだええが、スリルや未知の体験を求めるゆう性質やさかいよう危なっかしい遊びをしたがるねん。「立ち入り禁止」ゆう札見たら逆に血ぃ〜が騒いで中に入って見とうなるいう事もあるで。何かものを欲しゅうなったら、買うてもらえるまで頑として動かんようになってな、買い与えられると、もう手ぇ〜に入ったものにはすぐ飽きてな、また別なもんを欲しがりおるわけよ。そういうところに親が手ぇ〜焼いて、「えらい悪たれやな」「ごっつうわがままや」思うて矯正せなあかん思う事がようある。子供の頃は、おおよそ4つの魂の性質の中で、いっちゃん怒られる原因をつくるんとちゃうかな。いったんやりたいとか欲しいとか思うと簡単にはいう事きかへんからな、どつかれる場合も多いんちゃうかな。特に男の子ならまだしも、女の子の場合は、おてんば、じゃじゃ馬やと将来嫁の貰い手がないんとちゃうかいうて親が心配して矯正しようとする事が多いねん。
幸魂の性質が幼いときに表れると、たいがい母親にべったりや。ものすごう甘ったれや。いつも構ってもらいたがるしな。言葉が達者になると、とりとめもなくあった事みんな話して聞いてもらいたがるようなところもあるで。親かて、いつも構ってやれるとは限らへんし、特に忙しい親の場合困るわな。ほんで、「結局何がいいたいん?」とか「一人で遊んでなさい」とか言うと冷たくされたみたいに感じてべそかいたりしおる。特に忙しい親や気ぃ〜の短い親にしてみたら面倒くさいいうことになるんや。
和魂が強い子ぉ〜は、場の空気読むし、親の言いつけに従う傾向があるし、角が立つこと嫌いやし、この性質が否定的に扱われる事は滅多にないな。まれに、ぎょうさん友達つくって、家につれてきたのを親にイヤ〜な顔されるケースはあるな。あとは誰とでも友達になりたがるようなところを、親が否定的に扱って「友達は選ばなあかん」みたいにいうケースもあるかな。
奇魂の性質が幼いときに表れると、一人でお絵描きをしたり、着せ替え人形とかブロックで遊んだり、本を読んだり、観察したり、自分なりに考えたりしおる。そういう面は手ぇもかからへんし否定的に扱われる事はまずあらへん。成長するに従って「なぜ?」「どうして?」をよういうようになるで。この魂の強い子ぉ〜は、なぜせなあかんのか、なぜしたらあかんのかいう事をちゃんと説明して納得すれば従う事は出来るのや。そやけど「ええからやれ」「とにかくあかん」というような態度には反発しおるのや。それに親がいうたことでも、理屈に合ってへんとか、以前言うたこととちゃうやんみたいな事をぱっと気づいて言うてしまうんや。そういうところを、理屈っぽうて素直やない、生意気やいうてイヤな顔される事があるんや。
こんなふうに諸々の理由でやな、魂の性質自体がようないもんや、この性質を出したらあかんのやいう思い込みが子供の頃につくられてしまう事があるわけや。これが魂の抑圧や。するとな、意欲や気力が湧きにくくなってしまうんや。特にきつい抑圧のある人は、ほんなに何がしたいのか分からへんとか、いつももやもやして不完全燃焼な感じや、ほんまの自分を生きてない感じがするんやけどかといってほんまの自分てなんや? 聞かれても分からへん、とかこんな感じになるねん。自分でも何が問題なのかまず分かへんのや。こういう人は世の中ぎょうさんおるでぇ。ひょっとして、あんさんにもあてはまらけんか?
この話も新刊本にはもっと詳しく書いてあるで。
パブラボ出版の出版記念キャンペーンも今日から始まったで、3月15日までに予約注文したらキャンペーンの特典が10個もあるで。予約注文してな。