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新しい時代の「人財」になるために


あなたは、自分独自のアイデアや工夫を形にできますか?

あなたは、何らかの提案をして受け入れられた経験がありますか?

あなたは、マニュアルや具体的な指示がなくても自信を持って判断が下せますか?


今、日本に限らず先進国の多くの国で、失業や中間層の没落が大きな問題になっています。また、イギリスでは、かつて植民地だった国=インドの企業による企業買収が盛んになり、内外に衝撃を与えています。日本でも、ある家電量販店グループが中国企業に買収されたのは記憶に新しいところです。

 しばらく前には、トステム、INAX、新日軽、サンウェーブ、TOEXの5社が合併して、(株)LIXILという会社が誕生し、例えば、ベトナムで製品を生産して中国に輸出するといったことも含めて50か国以上に進出するという世界戦略を発表しました。 

 そして、製造の拠点が、発展途上国に移り、先進国では日本に限らず製造業の空洞化がますます進んでいます。

 

パラダイム(枠組み)の転換が求められている

 「7つの習慣」の著者として知られる、スティ-ブン・R・コーヴィー氏は、現代の危機について次のような指摘を行っています。

 先進国では、企業の在り方が抜本的に変らなければならない段階に来ているのに、教育も人材育成も組織管理も産業革命時代に作られた旧態依然たるコンセプトがベースになっており、パラダイムの転換が求められている。

 産業革命時代のコンセプトというのは、端的に言えばベルトコンベアーに象徴されています。自動車を作るのは、かつては熟練職人の仕事でした。フォード社はその工程を分解して単純化し、大量生産によってコストダウンし、大成功しました。

 そこで、品質の安定を保証するために、マニュアルの整備と均質な労働力の確保が課題になったのです。

 かつての日本は、ある意味で、この流れに沿って戦後急速に発展しました。高い教育水準と均質でモラル水準の高い労働力、マニュアルと管理システムの整備といった要素が、奇跡的な高度経済成長と、その後の世界進出を支えたといってよいと思います。

 それを支えた学校教育のコンセプトは、「ハイタレントマンパワー理論」に基づいていました。「ハイタレントマンパワー理論」とは、3%のエリートと、97%のマニュアル人間をつくるような教育システムが経済成長に最も貢献するという理論です。

 もともと、アメリカで生まれた理論ですが、アメリカ本国よりもむしろ日本でこの理論は最も徹底されたのではないでしょうか。時代は大きく変わりましたが、教育システムは根本的には変わっていません。

 

貧富の格差が広がる本当の理由

 そして、日本でも世界でも、マニュアル仕事は発展途上国か、非正規社員が担い労働単価が劇的に低下してきているのです。多くの企業にとって、日本国内で、正規採用するのであれば、新しい時代に対応する高度な人材であることが求められてきています。

 製造部門は発展途上国に工場を置くとしても、本社は日本に置くという例は多いものです。本社が日本にあるという事がブランド力にプラスに作用するという事情があるからです。本社は日本に置くといっても、そこで必要な人材は、グローバル・スケールが求められるようになっています。世界を相手にマーケット戦略を練ったり、新技術、新製品を企画、開発したり、知的所有権を扱ったり、海外と交渉したりと、グローバルかつクリエイティブな資質が求められることになっているのです。

 こうした構造的問題が、貧富の格差を拡大させているのです。だから、単純に累進課税を強化して富を再分配すれば問題が解決するという問題ではないのです。こういう時代を生きるためには、教育も人材育成の在り方も大きく変わることが急務であるといえます。

 一方において、IT革命は、すでに世界を一変させました。アイデアとやる気さえあれば、わずかな元手から起業も可能であったり、弱小企業であっても、アイデア一つでうまくニッチ市場をとらえることができれば急成長するといったチャンスはますます広がっています。

 

人生の無限の可能性への挑戦 

 誰にとっても、この人生は一回きり。既存の権威や価値観に縛られたまま限定された可能性の中で生きるのか、それとも可能性を解き放ち、チャレンジするのか、選択肢があります。

 既存の権威に服従し、自らの独自性、独創性の価値を否定する信念や、マニュアルや権威に従うといった、潜在意識に埋め込まれた信念を変更することは可能です。

 また、これまでの多くの事例から、人は収入レベルも潜在意識が決めていることが分かっています。例えば、自分の親より多くの収入を得ることは不可能だとか、配偶者より多くの収入を得てはいけないとか、年収〇〇〇〇万円以上は、エリートだけが受け取れるとか、年収〇〇〇〇万円以上は、特別な才能がある人だけが受け取れるなど、知らず知らずのうちに多くの制限を設けていて、潜在意識が信じている通りの収入だったりするのです。

 個人セッションでは、MRAという装置を使って、様々な潜在意識の信念を調べて、それを変更することができます。

 例えば、「私は、〇〇〇〇万円の収入を自分に許しています。」といったフレーズでテストし、リミットがある場合にはその理由を調べて変更することができます。

 例えば、「私はマニュアルや権威に従っていた方が安全だ」といった信念がないかを調べたり、「私は独自のアイデアで成功することは可能だ」という問いかけにYESという反応が得られるか調べることができます。そして、これらはすべて変更できるのです。

関連記事:潜在意識とお金の関係/あなたはもっと豊かになれる

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超過御礼で募集を締め切りました。次回は6月13日(土)、14日(日)です。

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