若返りと老化抑制の原理
ここまでの内容をまとめますと、断食と小食を実践し、フリーラジカルを少なくすれば、老化を防ぎ、若返りは可能ということです。そこで、様々な、抗酸化栄養素の働きが、喧伝されているのですが、フリーラジカルを抑制するためには、小食にして、血糖値を安定させるという事が最大要因です。もし、精製炭水化物(砂糖だけでなく、ご飯や白いパンなども含めて)を多くとり、過食している状態なら、どんな抗酸化物質を摂取しても、「油を撒きながら、消火活動をしているようなもの」という事ができます。また、腸の中をきれいな状態にして、善玉菌優勢の状態に持ってゆき、腸壁を修復させる事も重要です。
そのために、もっとも有効な方法はこれもまた断食と小食です。定期的な断食と小食は、すでに述べましたようにサーチュイン遺伝子やレブ遺伝子といった長寿遺伝子をONにすることが分かっているわけですが、それだけではありません。
断食と小食を実践すれば、体内のフリーラジカルは、激減します。血糖の上昇も少なくなれば、グリケーションも起こりません。腸内細菌は、いったん死滅し、消化にエネルギーを使う必要ななくなった分、消化管の修復を行う事ができます。
断食後には、本当の食べ物のおいしさが分かるようになります。よい素材で作られた食事をすると、満腹感によってではなく、血糖値の上昇によってでもなく、満足感によって、食べ終えるようになります。身体によいものを選び、自然に腹八分に治まる傾向があります。
しかし、完全断食には、リスクもあり、飢餓感が強く、誰でも実行できるというものでもありません。そこで、栄養補給をしながらの酵素断食が注目されるのです。
注目される酵素断食(酵素ダイエット)
食事の代わりに、酵素飲料を飲んで行ういわゆる酵素断食の場合には、脳神経系が必要とする程度の炭水化物によるカロリーと、その代謝に必要なビタミン、ミネラル、そのほかの栄養素が補給されるため、飢餓感や苦痛なく、断食と同様のメリットを得ることができます。
しかも、それ自体が、原料の野菜、果物、薬草などに由来するファイトケミカル、さらには酵母菌が産生する醗酵生成物などの働きによって、フリーラジカルを抑制する働きもするようです。
また、説明はつかないのですが、酵素飲料を継続して飲むと、身体によいものを取り入れたくなる一方で、身体に悪いものは、遠ざけたくなる傾向が見られます。断食そのものによっても、感覚が鋭敏になるのと、相乗的に働く結果、酵素断食が生活習慣を大きく変えるきっかけになったという事がよく見られます。
酵素断食をきっかけに、玄米、全粒粉パン、オートミールのお粥など未精製穀物と野菜を中心にした食事を心がけていると、そういった素材そのものの持つ、滋味を味わう事ができるようになります。
人間は脳内快楽物質に司られていますから、我慢というのは続きません。我慢するのではなく、実際に健康的な食事が美味しく感じられるようになる事で継続が可能になるのです。
カロリーを制限するといっても、単純に量を減らしただけでは、必要な栄養素の不足を招く可能性もあります。そうなると、エンプティカロリーをなくし、未精製の食品を中心に食事を組み立てる必要があるでしょう。しかも、未精製の食品というのは、GI(グリセミック・インデックス)も低く抑えられるので、インスリンの分泌をあまり刺激しません。
これらの事を総合すると、定期的に断食をし、未精製の食品を中心に、低カロリーの食事をし、抗酸化栄養素を多く摂取し、ストレスをできるだけなくし、生きがいややりがいを持って生活する事により、老化を抑制し、あるいは若返りは可能という事になります。果たして、それは可能でしょうか?
論より証拠です。まさしくそれを実行した結果の顕著な事例がここにあります。また、平素の食事法については、「癒しの食卓・スリムアップも若返りも食しだい」をご覧ください。
自然な方法によるアンチエイジング
1 若返りは可能なのか? サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の発見
2 老化を促進する要因 精神的ストレス グリケーション(糖化)
3 若さの大敵 リーキーガット ルロウ形成
4 酵素断食(酵素ダイエット)は、自然なアンチエイジング法
エイジレス革命 1 2 3 4
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