はじめに
私たちは、酵素断食を実践したのをきっかけに、ほとんど外食をやめ、健康的できれいになれて、スリムアップできて、しかも本当においしく、飽きがこない、そんな理想の食卓づくりにとりくんできました。
その過程では、玄米菜食的な食事をしたり、ナチュラル・ハイジーンなどのように生食中心の食事をしたり、いろいろな試みをしました。
結論は、様々な食事法というのは、それぞれが一理あっても、絶対ではない、個人によっても、季節によっても、体調によっても、適切な食事というのは刻々と変化するので、理論よりも体が欲することに鋭敏になるということが
大切だということです。
とは言うものの、健康的な食事の基本原則というのはあります。また、逆に、現代人になぜ、肥満や、糖尿病や、情緒不安定でキレやすいといった問題が蔓延しているのかということにも理由があります。
論より証拠、 実際に登美子は、その後もスリムになり続け、12Kgもの減量に成功し、理想の体重で安定し続けています。しかも、お客様から「会うたびに若くなっているみたい」といわれています。それは、酵素飲料やアミノ46などの健康食品のおかげもありますが、食事はやはり重要です。
私は、もともとコックの経験もあり、料理はつくっていたのですが、それに栄養学の知識を加えて、メニューを考案ししてきました。そして、「Kiyoちゃんの食卓ダイアリー」として公表して1年経ったころ、この「癒しの食卓」のページを作成しましたが、さらに2年経て、内容をリニューアルすることになりました。
食事の基本
わたしの料理体系には、タブーというのはありません。ただし、現代人の平均的な食事には、欠点があります。そしてそれはどのように改善できるのか、健康的な食事の基本は何かという原則はあります。そして、マニアックな人だけが実践できるようなものでは意味がないので、実際に普通の人が生活に取り入れることが出来るように研究しました。
実際に、私たち自身、セラピスト、講師、会社役員としての多忙な業務を日々こなしながら、実践してきました。
平均的な現代人の食事の問題点は、以下のようにまとめることが出来ます。
@・食品の精製度、加工度が高すぎる
食品は、精製すればするほど、ビタミンやミネラルが失われ、しかも、急激に血糖値を引き上げるようになります。(血糖値を引き上げる度合いを表した数値がグリセミック・インデックス、略称GIです。GIの高い食事をすると、急激に血糖値が上がったあと、今度は急速に下がり、また食べたくなる結果を招きます。このことが、太りやすい、糖尿病になりやすい、キレやすい、ビタミンやミネラルを不足させやすいなどの大口の原因です。その改善方法と、具体的な献立のヒント、メニュー例は、「太りにくい食事とは?」というタイトルで紹介します。
A・生きた酵素が不足している
これも、加工や調理のし過ぎに関係します。食品に含まれる酵素は、加熱や防腐剤によって簡単に壊れてしまいます。すると、私たちは、食物の消化は、酵素を100%自前の酵素を使わなければなりません。酵素を体内で作る量には限りがあるので、無酵素食品ばかり食べると、体内で酵素が不足し、これも肥満や生活習慣病、低体温,ひいては免疫の抑制にもつながります。その改善方法と、具体的な献立のヒント、メニュー例は、「酵素が豊富な食事」というタイトルで紹介します
B・絶対量を食べ過ぎている
平均的な現代人は、カロリーそのものを取りすぎています。しかも、必要なビタミン、ミネラルを伴わないエンプティ・カロリーの比率が高いです。過食を繰り返すと、満足感を得るレセプターの感度が低下するので、過食しないと満足できなくなります。これは悪循環です。また、消化し切れなかった食物が、腸内で腐敗し、腸が汚れています。
時には、断食をすることをお勧めします。断食のメリットは、数限りなくあります。それも、酵素断食ならば、楽に、安全に自分で実行できます。
また、断食まででなくとも、たまには、お粥などで、胃腸、消化器系の負担を軽くすることも大切です。それは、断食明けの復食にも応用できます。おかゆを中心に、「調子を整える食事」で取り上げます。
また、スープは、食事の充実感、満足感を高め、過食を防ぎ、たくさんの抗酸化栄養素をとることが出来る方法です。{スープで豊かに」でとり上げます。
C・余計な脂肪をとりすぎている
平均的な現代人は、動物性食品からの飽和脂肪、揚げ物からの酸化した有害な油=過酸化脂質、加工食品からの人工的で不自然な油=トランス脂肪酸をとりすぎています。
同じ肉料理を食べるにしても、よりヘルシーに調理する方法があります。これは、「肉もヘルシーに」で取り上げます。
一方で、魚に含まれるEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は不足しています。これは、免疫系とコレステロールのコントロールを難しくさせます。魚料理のバリエーションを増やすことで、食事の楽しみを増やしながら、肉類の食べ過ぎを防ぎ、よりカロリーを抑えることが出来ます。これは、「魚をおしゃれに」でとりあげます。
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