ブラン城、アウトドア、テキストの画像のようです
 
今日、1月18日が蟹座の満月でウルフムーンと呼ばれるそうですが、イベントの関係で1日繰り上げて昨日、酵素断食を行い今日は復食をしています。
 
今日、嬉しい報告をします。それは私の仙腸関節炎が、どうやら完治に向かっているらしいということです。
 
仙腸関節障害、仙腸関節炎というのはほとんどの医師や治療家に認識されていませんでした。それはこれが「動かない関節」と長らく考えられてきたからです。
 
ところが近年、この関節は数ミリ、数度単位で動き、そのわずかな動きが車で言えばショックアブソーバー、ビルで言えば免震装置のような重要な役割をしていることがわかったのです。
 
そして、そこに繰り返しダメージを受けて軟骨がすり減ることで仙腸関節障害が起こります。可動性が低下し、繰り返し炎症を起こすようになるのです。
 
私は、若い頃に仕事で繰り返し腰を痛め、その後も腰痛を繰り返していました。特に2014年7月に立ち上がれないほどの坐骨神経痛に見舞われ入院、それ以降もぎっくり腰をきっかけに2度にわたり同様な状態を経験し、昨年9月下旬にまたもぎっくり腰を起こしてしまいました。
 
私は、日本だけでなく世界中の学術論文を検索し、自分の体で本当のところ何が起きていたのか、どう対策をしたら良いか情報を集めました。そしてどうやらこういうことらしいということがわかりました。
 
まず仙腸関節障害の場合、軟骨の磨耗が進むと、仙骨軟骨と腸骨軟骨の癒着が進み、仙腸関節靭帯が骨化することがわかりました。つまり修復が不能なら、ギブスのように固めて動かなくしてしまうということです。ここが変形性ひざ関節症などと違う点です。
 
しかし、軟骨同士の癒着や靱帯の骨化には相当な時間がかかるはずです。私が経験した、腰の左側に縦にヒビが入ったような激痛は、この癒着しかけた軟骨が剥離した為に起きたと考えると説明がつきます。また、50代が好発年齢になるのも説明がつくように思います。おそらく問題を抱えたまま60代になると急速に軟骨の癒着と靱帯の骨化が進むことで表面的には問題が起きなくなるのではないでしょうか?
 
しかし、仙腸関節の本来の機能から考えると体の他の部分に負担がかかり、問題が起こることは容易に想像できます。変形性ひさ関節症や脊柱管狭窄症などが60代以降で起こりやすいのも関係があるのではないでしょうか?
 
また、最初仙腸関節で炎症が起こり、それが長引いているうちに、炎症性サイトカイン、酸化ストレス、血行不良が重なったことで近接した第5腰椎の椎間板変性が進み、ついに崩壊、その炎症がさらに第4腰椎の椎間板変性を引き起こしていたと考えるとつじつまが合います。このようなメカニズムは慶応大学医学部の研究でわかりました。
 
そして私は、炎症や痛みをコントロールするだけでなく、炎症性サイトカイン、活性酸素をコントロールしながら血流を保つ為に、ウィンターグリーンとヘリクリサム・イタリカムの精油をブレンドしたクリームを作り、患部に塗布して育成光線の治療器を用いました。この組み合わせは、効果抜群でした。
 
また慶応大学医学部の研究により、N-アセチルシスティンとその他の抗酸化物質の組み合わせが椎間板変性を防ぐことを知り、サプリメントでの摂取を始めました。N-アセチルシスティンはアミノ酸の一種でそれ自体も抗酸化物質ですが、体内ではグルタチオンに変換され、直接的にその量を増やすため、肝機能障害など幅広い疾患の治療効果が認められています。
 
こうした対応が功を奏したようで、今回はぎっくり腰から椎間板ヘルニアへの移行は起こりませんでした。これだけでも大きな成果ではありました。
 
しかし、私は仙腸関節そのものを再生させる方法を求めました。すると、仙腸関節炎自体の治療に関する研究論文は世界的に見てもあまり多くはない、しかも、どうしても長引いて重症な場合、手術で固定するという方法くらいしか治療法がないようでした。
 
そこで、代わりに変形性ひざ関節症やその他の関節炎に関しての研究論文で、特に何らかの有効成分の効果を証明したランダム化比較試験のデータを探しました。
 
そしたらありました。TGF(トランスフォーマー増殖因子)β、これは軟骨細胞の分化を促す成長因子です。もう一つが、プロテオグリカンでした。これは軟骨成分そのものです。そして、こうした高分子が、パイエル板のB細胞を通じて取り込まれている可能性があることもわかりました。
 
これらはそれぞれ変形性ひざ関節症で、いずれも半年くらいの内服で効果が確認できていました。しかし2つの成分を併用したら相乗効果があるかについてはデータがありませんでした。それでも私は、理屈から行って相乗効果があると確信しました。
 
さらに、トレチノイン酸が靭帯の再生に使えないか調べました。それ自体は研究事例がありませんでしたが、トレチノイン酸が関節炎に効果があることはわかりました。トレチノイン酸は、皮膚を若返らせる化粧品成分として知られていますが、使い続けると一時的に皮膚が赤く腫れ、皮膚が剥けることでも知られています。日本では認可されていません。しかし研究用に個人輸入した在庫がありました。このような成分も患部用のクリームに加えました。
 
しかし、もし仙腸関節軟骨が再生し、可動性を取り戻すことができたとして、次に起こる問題は、おそらくすでに靭帯が伸縮性を失っているため、ここに力が加わることで炎症が起きたり、悪くすると靭帯損傷が起こる可能性があると予期しました。
 
それで、架橋構造になって伸縮性を失ったコラーゲンをオートファジーして新しいコラーゲンが大量に作られる必要があると考えた結果が、トレチノイン酸を塗布することと大量のビタミンCの摂取という組み合わせでした。トレチノイン酸には、普通のビタミンAの100倍生理活性があり、コラーゲンを作る線維芽細胞に対する賦活作用があります。
 
こうして、椎間板変性を防ぎながら仙腸関節と靭帯を再生させるという治療戦略を実行しました。それをやると、関節や靭帯など様々な痛みが目まぐるしく起こるだろうということも予測していましたがそれも覚悟でした。おまけに腰の皮膚がトレチノイン酸のためにヒリヒリして皮がむけるであろうことも覚悟しました。
 
そして事実その通りになりました。特に12月20日ごろ、左仙腸関節をまるで中からこじ開けるような激しい痛みが起きた時、私は「よし来たぞ」とむしろ喜びました。これこそ、仙腸関節に新しい軟骨や滑液が生じてきたサインと考えたからです。
 
これ以降、痛みがひどく、しばらく使わないで済んでいた杖を復活させたほどでした。その後、仙腸関節後部靭帯、梨状筋など、めまぐるしく痛みが移り変わりました。これも予測した通りでした。
 
ある治療を実行して痛みがひどくなったとなると、普通は不安になったり、継続をためらったりするでしょう。しかし私は、治療戦略に確信があり、全く不安は感じませんでした。
 
そして、杖の必要がなくなり、その後、痛みも痺れも順調に軽減し、体をそらせることもできるようになってきました。実は、2014年以来、一応は回復したように見えても腰の鈍痛や足の痺れがなくなったことはなく、体をそらせることも困難だったのです。
 
今度は、どうやら本当に完治に向かっているようだ、そういう感触を得ています。これが成功したらおそらく世界でも前例のないような治療プログラムを自分のために自分で開発して成功したということになるのでしょう。しかも、この治療戦略に要する期間を6ヶ月と読んでいたので、それよりも早くなりそうです。めでたし。