潜在意識とお金の関係/あなたはもっと豊かになれる
このページにたどり着いたあなたは、潜在意識と経済的な豊かさ、いわゆる金運との間に関係があることを認識し始めているのだと思います。もしかしたら、イメージングやアファメーションなどを使って、自分がもっと豊かになるように潜在意識を変えたがっているのかもしれません。
イメージングやアファメーション、「引き寄せ」には確かに効果はあります。それによって実際に豊かになった人はいるのかといえば、答えはイエスです。少なくともそのような内容で高額セミナーに人を集めるのに成功した人たちはそうです。(苦笑)
冗談はともかく、まず問題なのは、多くの人が、次のように考えていることです。
「豊かでないのが普通で、豊かになる人は、特別な才能や運に恵まれていたのだ。」
これをまず次のような考えに変えてみましょう。
「豊かであることが本来の姿で、そうでないのは、豊かになるのを妨げるような考え方で潜在意識がいっぱいになっているからだ。」
そんな考え方は、おいそれとは信じられないかもしれません。ではあなたに質問します。自分が豊かになったところをリアルに創造しようとすると心の中で何が起こりますか? 何か嘘くさく感じられたり、心の中が何やらざわざわしませんか?
その時点で、イメージすること自体に潜在意識がブレーキをかけているのが分かりますか?
よく「成功法」「成功哲学」や「引き寄せ」では、自分が豊かになっているところや成功しているところをありありとイメージし、その時の感情まで味わえと教えています。ところが大部分の人は、そもそもありありとイメージすること自体にブロックがあるのです。あなたもそうではありませんか?
私の考えはこうです。イメージングやアファメーションでポジティブな信念を潜在意識に植えつけるのは、自分が住む部屋の中に新しい家具を運び込むようなものです。もし、あなたの部屋が足の踏み場もないほど散らかっていたり、古いがらくたのような家具で占領されていたらどうでしょうか? まず部屋を整理して、捨てるものを捨てることが先決ではありませんか?
潜在意識が豊かになることを妨げている
私は、20年近く潜在意識を扱う心理カウンセラーをしてきました。その結果、多くの人の潜在意識には、豊かになることを阻む「隠れた信念」が何十にも張り巡らされていることが分かりました。そこに踏み込んで変化を起こすことで実際に人生が変わるのを見てきました。
ある事業家は、億単位の収入が得られるようになりました。
ある投資家は、収入が倍以上になりました。
非正規雇用で働いていたある人は、倍近くも給料がよい転職先が見つかりました。
少し生い立ちの過程を振り返ってみましょう。まず両親にいつも「お金がない」と言い聞かされて育ちませんでしたか? 「お金を手に入れるのは難しいことで大変な苦労をしてやっとわずかに手に入るものだ」そんな風に信じ込みませんでしたか?
逆に、簡単にお金が手に入ったとしたら、それはあぶく銭で、人間を堕落させたり、最終的には破滅させたりするものだと教えられませんでしたか?
また、いつどうやって信じたかは定かではありませんが、こんな風に信じていませんか?
「お金持ちはずるいことや汚いことをやって儲けたのに違いない」
こんなことを信じている限り平均レベル以上のお金を手に入れることには罪悪感、または非難への恐れによるブレーキがかかってしまいます。
以上の二つは比較的分かりやすいケースです。しかしもっと大きな影響を与えているのは、お金そのものに関する信念ではありません。自分をどういう存在と認識しているか、自分がどう扱われるか、自分の行動の結果がどうなるかということに関して無意識に信じていることです。このような信念は、お金について悩むより遥か以前、幼少期に形成されたものです。そしてほとんどの人は、自分の潜在意識にあるそれらの思い込み、信念に気がついてはいません。あなたにも該当する問題があるかもしれません。
あなたが生い立ちの過程で信じたこと
あなたは生い立ちの過程で、次のようなことを教わりましたか? それとも逆のことを教わりましたか?
「あなたは、他の誰とも違うあなたならではの才能と個性の持ち主で、あなたの人生はそれを存分に伸ばして夢や願望を実現するためにある。」
「人がどう思おうと、どう批判されようと気にしなくていい。自分の夢や願望を実現することに集中し続ければいい。」
「失敗とは、あなたが無能であるとか欠陥があることを意味するのではなく、単に学びの過程だ。むしろ成功した人ほどたくさんの失敗から学んだのだ。」
「夢は大きければ大きいほどいい。それがあなた個人だけでなく多くの人にも恩恵をもたらすようなものならば、それだけたくさんの協力も得られるのだから。」
逆に、こんな信念を持ってはいませんか?
「私は生まれつき大した人間ではない。だからみんなに合わせて無難に生きるのが一番だ。」
「世の中でなまじ目立ったり人と違うことをやると、バカにされたり、非難されたり、攻撃されるから避けた方がよい。」
「失敗するということは、私は生まれつき無能か何かしら欠陥があるからそういう結果になったのだ。」
「失敗をすれば、迷惑をかけたり非難されたりするものだ。だから失敗しそうなことは最初から避けるのが賢明だ。」
「夢なんか見ても叶いっこない。夢なんか語っても、バカにされるか水を刺されるだけだ。現実的にものを考えるのが一番だ。」
誰かが豊かになると他者が犠牲になるのか?
多くの指揮者が指摘するのは、富に関する誤った概念に関するものです。スティーブン・コヴィー氏が「7つの習慣」の中では、「貧しさのパラダイム」と「豊かさのパラダイム」という言葉を使って説明したものです。
また、ダン・ケネディ氏も潜在意識に刷り込まれた、「お金に関する嘘」の筆頭に上げていることです。この思い違いが、多くの人が経済的に豊かになることを妨げているというのです。どういう事でしょうか?
それは、
「多くの人が世界の富は有限で、それを分け合っている」
というものです。この考えによると、誰かが経済的に豊かになるということはその対極に貧しくなる人が存在することになります。経済的に豊かになることは誰かを犠牲にしているというわけです。私自身も、かつては長らくこのような考え方にとらわれていたように思います。では下記のグラフをご覧ください。
(『社会実情データ図録』より引用)
このグラフが意味することは、富の総量は増え続けているということです。特に日本では、1960年頃から急速に増えていることが分かります。
確かに、この世界には搾取は存在しますし、有限な資源もあります。富の総量が増える過程で環境破壊が進んだという面もあります。競争に負けて惨めになった人もいます。
それでも、富の総量は増え続けるので、みんなが豊かになるということは原則可能なのです。また、誰かが経済的に成功するということは、それがまっとうなビジネスである限り、富の総量を増やすのに貢献したと考えられるのです。富の総量が増えるという事は、他の人にもチャンスが増えるという事です。
それでも納得できない人は、このように考えてみるとどうでしょうか? ある非常に利益を上げている企業があります。あくまでまっとうな事業を行っているという前提です。あなたが知っている具体的な企業を思い浮かべてもいいでしょう。もしこの企業も、その会社の経営者も、この世に存在していなかったとしたらどうでしょう。そしたら、今ごろはあなたの暮らし向きはもっとよかったと思いますか?
にもかかわらず、有限な富を分配し合っているという観念が多くの人に存在します。このため、経済的に豊かになることに罪悪感を感じたり、経済的に成功した人があたかも他の人から巻き上げたかのように感じて非難したくなったりします。こうした信念があると経済的に豊かになることを妨げるとスティーブン・コヴィー氏とダン・ケネディ氏が共通して指摘しているのです。
東日本大震災のとき、多額の寄付をした人々に対して「儲けている割に少ない」などと批判した人々がいました。私は驚き、素朴に疑問に思いました。では、その本人たちはどうしたのでしょうか?
こういう批判をする人たちには、もしかしたら、経済的に成功している人々はそもそもみんなから不当に巻き上げたのだから寄付して当然、自分は金持ちから不当に巻き上げられた側なので寄付しなくていいというような前提があるのでしょうか?
思考パターンとしてフレーズ化すると次のようなフレーズでチェックできると思います。
「誰かが経済的に豊かになることは他の人を犠牲にしていることだ」
「お金を得るということは、他者から奪っているということだ」
「お金を儲けることは悪いことだ」
さらに潜在意識が以下の異なる概念を混同していないかも要チェックだと思います。
「儲けることと、他者から金を奪うことの違い」
「儲けることと、他者を犠牲にすることの違い」
一方で潜在意識が次の概念を理解しているかも要チェックです。
「経済的に成功しながらみんなで共に豊かになれる」
「世界全体で富が増える」
「価値を交換する」
「価値を交換した結果として儲かる」
潜在意識の思い込み・信念は変えられる
こうしたことは、顕在意識でどう考えたいと思っているかではなくて、意識の90%を占める潜在意識がどう信じているかという問題です。だから自分の潜在意識が何を信じ、何を信じていないかということは自分でもよく分からないかもしれません。
私のカウンセリングでは、MRA(Magnetic Resonance Analyzer)という装置を使って、潜在意識が何を信じ、何を信じていないのかを簡単に分析して明るみに出すことが出来ます。
そして、現在信じていることが、もう不必要で変更したいなら簡単に変更することが出来ます。潜在意識に働きかけて信念を変更できるのです。催眠を使うわけではなくて、ほんのしばし目を閉じてリラックスして頂くだけです。
もし興味があれば次のページをごらんください。
多くの人が潜在意識に、豊かになったり、成功したりすることを妨げる「隠れた信念」を持っていることが分かっています。
私は、潜在意識に存在する「隠された信念」をインナーチャイルド、インナーベビーという概念で表して、誰でもそれを簡単に自己分析できるようにしました。そして、自分でそれに向き合って変更する方法を含めて1冊の本にまとめました。LibertyWings®プログラムの最も根幹をなす考え方はこの本にまとまっています。
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