失敗を恐れる、すぐに「失敗」と決めつける失敗スキーマ(失敗予測チャイルド)
失敗スキーマを持つ人のの特徴は?
失敗スキーマから生じる傾向には、行動する前に「失敗するだろう」と予測感を持つ傾向と、結果の思わしくない面にばかり焦点を当てて「失敗した」と決めつける傾向の二つの側面があります。
こんなことが当てはまりませんか?
・行動を起こせない、行動を起こすまでにやたら慎重に準備する
・新しいことにチャレンジできない
・自分がやることはうまくいっていないと考える
・マニュアルや具体的な指示がないと不安
甚だしい場合には、他の人に比べて、愚か、不器用、才能がない、無知など劣っており、ちゃんとしていないと思い込み、人生に失敗している、あるいは失敗するだろうと信じています。
ですが、そこまでの思い込みでなくても、ちょっと難しい事、新しい事をやろうとすると、どうせ失敗するだろうと考える傾向を持つ人は珍しくありません。
「失敗スキーマ」の2つのタイプ
私の独自分析の結果、失敗スキーマの内容を言葉に訳するとしたら、次の2つのタイプが多いようです。
1「私は常に失敗する」
こういう内容である場合、自分はやることなすこと失敗している、これからもそうだろうと考える傾向があります。ただし、少なくとも大人として生活している場合、あらゆることに失敗しているということはあり得ないので、次のような前提が潜んでいる場合がほとんどです。それは「完璧でないなら失敗だ」というものです。こういうスキーマがある人は、子供時代に、事細かくダメ出しをされていたケースが多いものです。
2「自分で考えたことは失敗する」
こういう内容である場合、常にマニュアルや具体的な指示を求め、自分で判断することをためらう傾向があります。このスキーマがある場合、仕事上では指示やマニュアルに従っていれば良いうちは非常にきちんと仕事をこなしますが、自分で判断したり、ましてや指示を出さなければならない立場になった途端に自信を喪失し激しいストレスに見舞われます。
スキーマがある場合、そこからどういう考えや行動が生じるのかということを「コーピングモード」と言い、大別して「服従」「回避」「過剰補償」があります。
「失敗スキーマ」から生じる思考や行動の3パターン
このスキーマに「服従」(言いなりモード)すると、努力してもどうせダメだと考えて、実際の能力以下のことしかやらず、自分の業績などを低く見積もり、他者の業績などを高く見積もる傾向があります。また、信じている通りに、実際に失敗をしてしまう事もあります。
「回避」(逃げモード)すると、課題を先延ばしし、新しい挑戦を避け、能力に見合った目標を設定するのを避ける傾向となります。また失敗を隠そうとします。
「過剰補償」(しゃかりきモード)すると、何をするにしてもやたら慎重に念入りに準備します。例え成功しても、成功を受け入れず、まだまだだと考えます。
また失敗スキーマが存在すると、実際に能力の発揮を制限してしまうので、それを現実化してしまう場合が多いのだといいます。
実際には場面によって異なるコーピングモードが現れる場合があり、また他のスキーマと一緒に働くことで複雑な現れ方をする場合があります。
あるクライアントの実例「考え方が前向きになった」
あるクライアントは、この「失敗スキーマ」と共に「欠陥/恥スキーマ」「罰スキーマ」も持っていました。 この組み合わせはありがちで、お互いの働きを強化し合う傾向があります。
普通に生活している時に、自分の能力を並以下だとは思わないにもかかわらず、何らかの失敗や挫折によって、急に悲観的、自己卑下的、自虐的になり、頭では根拠がないことが分かっているにもかかわらず、「自分がやる限りにおいてあらゆることが失敗するだろう」と強固に考えるくせがありました。
「根拠」を問われると、得体の知れない「資質」によって成否が決まっており、なんだかは分からないが、自分には先天的に何かの「資質」が欠けており、失敗することになっているのだと決め付けるのでした。
だから、仕事でちょっとした失敗をするたびに、自分はこの職場にいないほうがいいと考えて、退職を考え出す始末だったのです。
このクライアントは、幼少のころ、なにか失敗をすると、母親からは、「ヘマばかりやる!!」「やることなすこと、ダメなんだから!!」などと激しい怒りを向けられ、時には叩かれた 記憶がありました。とにかく、自分は、ヘマばかりやる人間で、罰を受ける存在なのだという「学習」をしてしまっていたのでした。
個人セッションを受けた結果、行動を起こすことや自分で決めることがスムーズになり、その結果についても客観的に冷静に評価できるようになったとのことでした。また「減点法」(できていない点、よくない点に焦点を当てる考え方)に偏っていたのが「加点法」(できている点を確認した上で向上、改善を目指す考え方)を取り入れて前向きに考えることができるようになったとのことでした。
もちろん、いろいろなケースがありますが、問題を解消し、自信を持って生きられるようになる事は可能です。
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