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自分を変える方法/変わりたいのに変われないあなたへ

 このページにたどり着いたあなたは、何かしらの意味で自分を変えたい、変わりたい、その方法が知りたいとお求めなのだと思います。そして、変わろう、変わりたいともがきながらいろいろな情報を手に取られたかも知れません。

 

 そこでいきなり申し上げるのですが、自分の欠点にフォーカスして、それを変えたいと考えれば考えるほど実際には変わる事ができません。

 

 なぜ? ではどうすればいいのか? という事は順を追って説明します。しかし、何しろ複雑な潜在意識の仕組みを理解して頂く必要があるので、説明はなかなか大変です。どうか本腰を入れてこの記事を読む決意をして頂きたいと思います。

 

 まず、NLP(神経言語プログラミング)のいくつかの原則を紹介します。非常に重要な原則で、本当に理解できれば最初は、分かるような分からないような感じだと思いますが、それで大丈夫です。

 

1・願望を実現するためには、なりたくない状態ではなくて、なりたい状態を具体的にイメージします。

 

2・人間は常にベストを尽くしている。(どのようにベストを尽くしたのか、尽くしているのかをまず理解すること。)

 

3・人間が行う事は、それがどんなにネガティブで不合理に見えたとしても、必ず肯定的な意図がある。その肯定的な意図を満たすよりよい方法を見いだしたときに人は行動を変える。(これは、ある『思いグセ』などを保持する事にも当てはまる。その『肯定的意図』を理解すること。)

 

 ところであなたが変えたいのはどういう点でしょうか? あり得そうなものをざっとリスト化してみます。

 

Aグループ

卑屈になる 自信が持てない 積極的になれない 

自分の意見が言えない 対人恐怖症 人見知りが激しい あがり症

人前で話すのが苦手 人の輪に入れず孤立的 いじける 

ふてくされる

 

Bグループ

人におどおどびくびくする 人の顔色ばかり見る 

人の言動をすぐ悪くとる 怒りっぽい 恨みがましく根に持つ 

すぐやり返したくなる 争いごとを起こしやすい 疑り深い

 

Cグループ

寂しがりや 人に依存的 特定の相手に執着する 

すぐに人間関係を切ってしまう 

嫉妬深い 人に振り回される いつも犠牲になる 

人に頼み事ができない 断れない

Dグループ

やる前にあきらめる ちょっとした失敗ですぐ挫ける 

新しい行動が起こせない 自分で決められない 

自分のしたことを認められない 失敗が多い

 

Eグループ

自分を責める 自分に罰を与える 人を許せない 

人に厳しすぎる 柔軟性がない

 

 まだまだあると思いますが、たいがいいくつかは当てはまるのではないかと思います。まず、こうしたクセのもとがいつ頃どうやってできたのかを知って頂きたいと思います。

 

 実は先にあげたような心のクセの多くは、幼少期、生い立ち過程でつくられて潜在意識奥深くに根を下ろした「思い込み」にあります。そのような「思い込み」を心理学用語で「早期不適応的スキーマ」といいます。この事については後で説明します。まずは、なりたい状態を設定します。

 

なりたい状態を具体的にイメージする

 例えば怒りっぽいのを変えたいとします。そのときに「怒りっぽいのを何とかしたい」とか「怒りっぽくなくなりたい」と思っても変化は起こせません。なぜなら、そこには「なりたい状態」の具体的なイメージがないからです。

 

 具体的なイメージというのは、これまでだったら怒るような場面でどう反応したいのかということです。例えば、「相手の発言の背景を汲み取ろうとして冷静に聞き穏やかに対応する」といった設定ならOKです。そのとき、相手がどんな風に見えるか、相手のことばがどんな風に聞こえるか、どんなフィーリングかまでイメージします。

 

 「怒りっぽい」を「失敗すると落ち込む」に変えても同様です。「失敗しても落ち込まない」ではなくて、そういう状況でどう反応したいのかを決めます。例えば「状況を冷静に見極め、次の行動にべストを尽くし、後で前向きに教訓化するといった設定ならOKです。

 

 とはいえ、具体的にその場面がどう観えるか、人のことばがどう聞こえるか、どんなフィーリングかまでイメージしようとするとやっぱりこれまで通りの反応をしてしまいそうだと感じるかもしれません。それでも大丈夫です。ことばの上での設定であってもひとまずはOKです。

 

早期不適応的スキーマとは何か?

 早期不適応的スキーマというのは、幼少期、養育過程で形成されたもので、物事の見方考え方の基盤になるような信念のことです。

 

潜在意識の深いレベルにあるので、自分では気がつきにくいものです。早期不適応的スキーマ(以下単に『スキーマ』といいます。)は、特徴ごとに分類され、どんなスキーマが、どんな考え方や反応のクセを作り出すか明らかにされています。だから、潜在意識の奥深くにどんなスキーマがあるのかが分かれば、解消の第一歩となります。

 

 さまざまなスキーマの中で、自分は無能だとか、嫌われ者だとか、ダメな人間だとか、欠陥があるとか、無価値だといった具合に、自分自身を悪く考えるようなものを欠陥/恥スキーマといいます。

 

 ここでは、一例として「早期不適応的スキーマ」が胎児期から形成され、スキーマの種類が「欠陥・恥スキーマ」だったという想定で、分かりやすいエピソードを紹介します。実は先述の「変えたい点」リストの中で、A群というのは、このスキーマを持つ人が特徴的に持ちやすい傾向を表しています。

 

 一般的に女性は妊娠すると、ドーパミンやエンドルフィンといった神経伝達物質の量が増え、ハッピーな気分になり、それでお産の痛みに耐える準備が行われます。そして、それらの神経伝達物質は、血流に乗って胎盤も通過し、胎児に届くのです。それで、胎児は、自分は歓迎されている、自分の存在は喜ばれていると感じるのです。

 

 ところが、母親のストレスレベルが高く、血液中にアドレナリンやコルチゾール、サブスタンスPといったストレスや苦痛を示す神経伝達物質が多ければ、自分は歓迎されていない、あるいはこの世界そのものが危険で居心地の悪い世界だと解釈してしまう可能性があります。

 

 後者のようないきさつによって、胎児期から、ネガティブな信念の萌芽を持っている場合があります。産まれてきてからも、母親が精神的にゆとりがなく、いつもイライラしていたために、「私はいらない子」「私は嫌われ者」などという信念が生じてしまう場合があります。このように自分自身の存在や性質が好ましくないといった自分自身に関するネガティブな信念は総称して「欠陥・恥スキーマ」と言います。

 

 一旦「欠陥・恥スキーマ」が生じると、最初の信念がコアになって、次々に似たような傾向の信念を作り出してゆきます。例えば、なにか失敗すると、「自分が無能だからだ」、怒られると「自分は厄介者だ」、いやな顔をされると「自分は迷惑な存在だ」、上手く行かないと「自分は役立たずだ」と何かと、自分の存在そのもの、ないしは好ましくない特性に結び付けて解釈し、信念にしてしまいます。

 

 こうして、様々に自分をネガティブに考える信念が形成され、似たような傾向の信念の群れができて行きます。スキーマというのはこうした構造全体を指しています。

 

 こうしてひとたび「欠陥・恥スキーマ」が形成されると、さらに自分の欠点や悪いところを探し、クローズアップしてみるようになるため、スキーマは「成長」し続けます。 容姿の中にも欠陥を探し、また人と自分を比較して、相手の優れた点を見つけるなり、「それに引き替え自分は~」というような考え方をして「自分は人よりも劣っている」という信念を育て続けるのです。

 

 しかし、なぜ、わざわざ、そのような信念体系を保持し、ましてや育て続けるのでしょうか?

 

 それではあまりに人間の潜在意識の仕組みというのは不合理なのではないでしょうか? それに、胎児期から形成されたようなものが変えられるのでしょうか? 

 

スキーマ療法の創始者のジェフリー・E・ヤング博士は、その著「スキーマ療法」の中でこう述べています。

 

「早期不適応的スキーマは、成長するにしたがって不適応的になったもので、成長のある時期までは適応的だったのである」

 

 つまり、早期不適応的スキーマは、何らかの意味で役立ってきたか、あるいは現に役立っているから保持されているのです。

 

この、早期不適応的スキーマを保持するメリット、あるいはベネフィット(利益)が何であるかを読み解くことこそが、しつこい早期不適応的スキーマを根本的に解消する最終的な鍵となるのです。

 

コーピング・スタイルとは何か?

ある信念を土台にして、どんな考え方や行動、感情が生み出されるかという事をコーピングと言い、大別して3種類の方向性に別れます。その3種類とは、服従、回避、過剰補償の3つです。これら3つを合わせてコーピング・スタイルといいます。

 

 ここでは、「欠陥・恥スキーマ」を例にとって、コーピング・スタイルについて説明してゆきます。

 

 まず、服従です。服従とは、スキーマに服従するという意味です。スキーマに含まれる信念の通りに考える状態です。例えば「どうせ私は価値のない人間だ」という具合です。

 

「欠陥・恥スキーマ」の服従パターンは、卑屈になる、自己卑下をする、委縮するなどです。

 

 次に、回避です。「欠陥・恥スキーマ」の回避パターンは、人との親密さを避ける、行動を避ける、とりわけても目立ったり注目を集めいるような行動を避けます。例えば信念の内容が「私は無能」だとしたら、それをバレないように隠そうとするわけです。

 

 次に、過剰補償です。「欠陥・恥スキーマ」の過剰補償は、能力面ならば、人より常に努力して認められようとします。人格面なら、ことさらによい人として振る舞い認められようとします。稀ですが一部には、容姿面で、極端に自分を美しく見せようと多大なエネルギーを投じるというパターンもあります。例えば、信念が「私は無能」だとしたら、ことさらに有能であろうとし、有能であると認められたがるのです。

 

 一人の人が1つのスキーマに対して一つだけのコーピングを行うとは限らず、いろいろなコーピング・スタイルを示す場合があります。 また人生の時期、時と場所、相手によってコーピングパターンが切り替わる場合もあります。

 

 例えば、「私は無能」という信念を持つ人が、ある時期までは自分はダメだと思い込み、目立たないようにしていようという態度だったのが、何か得意なことが見つかったとたんに、その得意な事だけではだれにも負けたくないとばかりに努力し、いつも、まだまだダメだと自分をけしかけて完璧を目指しますが、ついに燃え尽きて挫折したとたんに、どうせ自分はダメなんだと急に卑屈になるという具合に、変化自在にコーピングが現れる場合も珍しくありません。

 

スキーマを保持する事のメリット

 そして、このコーピングのいずれかが、人生のある状況、ある時期において役に立つことが往々にしてあるのです。

 

例えば、「欠陥・恥スキーマ」への服従は、卑屈になる、自己卑下をする、委縮という典型的なパターンが洗練されると、謙遜、遠慮、自制、大人しさ、献身といった特性に転じ、美徳として、これらが受け入れられるとか承認されるといったことがあり得ます。

 

 回避においても、人との関わりを避けるという事が、洗練されると人に頼ったりせずに自分のことは自分でやるという自立、自制に結びついたり、目立つことを避けるということが、場の空気を読み、指示に対して忠実で、縁の下の力持ちを辞さないという特性につながる場合もあります。

 

 過剰補償においては、いつも自分はまだまだだと考えて自分に努力、研鑽を課し続けますので、向上心が旺盛で努力家になります。また、ミスや批判を恐れることから、慎重、誠実、真面目、「いい人」になることに繋がります。

 

 「欠陥・恥スキーマ」のコーピングが非常に洗練された人物を描くと、「遠慮深く控えめで、地道な努力をいとわず、見返りを要求せず、多く働いて少なく受け取ろうとし、決して奢るところがなくて腰が低く、誠実でまじめ、人から後ろ指を指されるようなことは決してしない、人から要求されたら期待に一生懸命応えようとし、十分にできなかったと思うと、とても申し訳ながる」というプロフィールが出来上がります。

 

 これはまるで、古い時代の日本人の理想像に近くないでしょうか? 私は、日本人は、余りに「欠陥・恥スキーマ」を持つ人が多く(国際比較をしたデータからも裏付けが取れます)、日本人の国民的スキーマという言い方をしますが、それは「欠陥・恥スキーマ」のコーピングが上手く行くと、それが日本人の理想像、倫理観、美学に叶ったものだったからという理由があると思います。

 

 だから、日本人の親は子供をあまり褒めないといわれますし、「恥ずかしいと思わないのか?」「恥ずかしいと思いなさい」という叱り方があることから分かるように、「恥」の感覚を持っていることはよいことと考えられてきたようです。「欠陥・恥スキーマ」という言葉が示すように「恥」の感覚は、このスキーマが作り出す独特の感覚です。

 

 ある意味、「欠陥・恥スキーマ」が広く国民に共有されていたことが、欧米に対するコンプレックスを共有することにもなり、そこから欧米に追い付け追い越せと言う過剰補償でまとまることが出来たとも思いますし、日本人の勤勉さもそうした精神構造で下支えされていたのかもしれません。

 

 日本人の古い言葉に「穀潰し」という言葉があります。これは、「飯だけは一人前に食べるが、働きのない者」を罵るのに用いられ、このように罵られるのは、非常に恥辱的なものでした。このような言葉は、子供に対してさえ使われたようです。

 

 その正反対、多く働いて少なく受け取ることが美徳という価値観が長らく日本人に共有されていたように思います。けれども、かつては、「欠陥・恥スキーマ」を前提にして、それを美徳に育て上げるような仕組みが社会全体で敷き詰められていたために、それはそれで機能していたのかもしれません。

 

メリットを置き換えるということ

 こうした訳で、「早期不適応的スキーマ」をベースにしたコーピングが何らかの意味で役立ってきたからこそ、それは保持されるのであって、コーピングが上手く行っていると潜在意識が判定すればするほど、またそれを保持する理由が多ければ多いほど、潜在意識は簡単にはそれを手放さないのです。

 

たとえそれが他方では不具合を起こす原因になっていたとしてもそうなのです。だから、自分で嫌だと思っている思いグセの根っこにある信念は他方ではメリットが抱き合わせになっているからなかなか手放せないのです。

 

 一方では、コーピングによって獲得した特質が、そのままでは、実は限界を持っていたり、結局は問題を引き起こすケースがあります。一例として、「私は無能」「私は役立たず」などの内容で「欠陥・恥スキーマ」を持つ人が、過剰補償によって、多大な努力をし、多大な貢献に努めたとして、いつも「まだまだだ」と自分に鞭を打ち、いつまでも満足感が得られないという事が起こりえます。

 

 満足感がないから、まだ足りないとさらに努力をします。けれども、自分で自分を認めていないので、やっている割には他者からの評価が得られないか、評価されていてもそれを受け取ろうとしないかという結果を招きやすいのです。そうしているうちに、ついに燃え尽き症候群になってしまい、働き続けることが出来なくなったところで、「自分は何の価値もない人間だ」と考えて、うつ病になってしまう、そういうことはありがちです。

 

 一方では、最初は「早期不適応的スキーマ」のコーピングとしてしていた事でも、努力することのすばらしさとか、謙虚であることのすばらしさ、我慢強いことのすばらしさなどを実体験として学習できる面もあります。

 

そうなると、もう「早期不適応的スキーマ」によって下支えするのではなくて、自分の美学、内的規範、倫理観、向上心などによってそれらの特性を維持できるようになります。

 

 例えば、謙虚であるために、自己卑下は必須ではなくて、本当は自信を持ち、自己を肯定しながらでも謙虚であることは可能です。

 

しかし潜在意識は、そのことを知らない場合が多いのです。そこで、「欠陥・恥スキーマがあるから謙虚でいられて受け入れられる」という思い込みを手放して「自分を受け入れ自信を持ちつつ謙虚である」という新しい自己イメージをイメージを明確に持ち続ける事で変化が起るのです。

 

 同様に、欠陥/恥スキーマがあるから、「こんなんじゃ恥ずかしい、こんなんじゃダメだ、まだまだだ」と自分を駆り立てて努力する事が向上心に結びついていた(いわゆるコンプレックスをバネにするというパターンです)場合、例えば自分を認めながらも「私はいいものを持っている、だからこそ、もっと磨いて伸ばして多くの貢献をしないともったいない。またそうする事で喜びが得られる」という考え方で自分を奮い起こすように切り替えられれば、変化が起こるのです。

 

 話を具体的に分かりやすくするために、「欠陥・恥スキーマ」を例にとりましたが、他のスキーマについても同様な事が言えます。特に代表的なスキーマについて、コーピングが最もうまく機能した場合のプロフィールも描いてみたいと思います。 

 

「不信/虐待スキーマ』の場合

 実は、先のリストでBグループがこのスキーマを持つ人の特徴です。この中には、「おどおどする」と「怒りっぽい」などまるで正反対に見えるものが一緒に含まれています。「おどおどする」のが服従で、「怒りっぽい」のは過剰補償です。

 

この「不信・虐待スキーマ」の場合はどうでしょうか? このスキーマの服従は、「びくびく、おどおどして相手の顔色をうかがう」というものですが、洗練されれば「相手の心の動きに敏感で洞察に富む」というものにもなり得ます。

 

 「回避」は、人と関わりを避ける分、自分のことは自分でやるという自立心につながる可能性があります。

 

 過剰補償は、怒りを持ち自らが攻撃的になるというのがよくあるパターンですが、負けず嫌いで闘志を燃やして努力する、馬鹿にされないために勉強で努力したり、運動能力的に強くなる努力をしたり、と努力の動機づけになる場合も多いのです。だから、元いじめられっ子が、後にスポーツ、特に格闘技で活躍するケースは少なくないのです。

 

 不信・虐待スキーマから最もうまくコーピングした場合のプロフィール例を描いてみます。

 

「負けず嫌いで熱血漢、正義感が強く、努力家、人の心の動きに敏感で、特に弱い立場にいる人間にやさしい」というものです。

 

ただどうしても不信・虐待スキーマがベースの場合、過剰な怒り、不寛容さ、攻撃性といったものを帯びますし、喧嘩や闘争などに巻き込まれやすい面を持つと思いますが、よい特性だけを残して、それらを美学や内的規範、成長欲求や喜びで支えられるようにしてゆくことができます。

 

「見捨てられ/不安定スキーマ」の場合

 ここまでで、よくある「欠陥・恥スキーマ」と「不信・虐待スキーマ」のコーピングについて述べてきましたが、「見捨てられ・不安定スキーマ」についても考察してゆきます。見捨てられ・不安定スキーマは、「見捨てられる」「捨てられる」「見殺しにされる」「ほったらかしにされる」などの信念を内容とするスキーマで、「見捨てられ不安」と呼ばれる特有の不安感の原因になります。

 

 このスキーマの服従パターンは、いつも見捨てられ不安に苛まされて寂しがり屋です。そのほか、よりによって滅多に会えない人、配偶者等がいて結ばれる見込みの薄い人、浮気症の人など安定した関係を保つ見込みの薄い相手ばかりに恋愛感情を抱き、悲恋を繰り返すというパターンがあります。

 

 回避では、見捨てられるくらいなら誰とも親密にならないと心に決めますが、寂しさを紛らわすために飲酒、過食などに走る場合があります。うまくゆくと、人を頼りにせず自分の事は自分でやるという考えで自立心につながる場合もあります。

 

 過剰補償では、見捨てられないために相手に尽くすパターンや、嫉妬深くなり相手が自分を裏切ろうとしていないかいつも探りを入れるような傾向もあります。

 

 このスキーマについても、最もうまくコーピングできた場合には、「ロマンチストで情熱的、恋をすれば一途でどこまでも尽くし、いつも相手に愛情を注ぐ人、嫉妬深い面がむしろ、相手からは愛情の表れと解釈される」といったところでしょうか?

 

全てのスキーマに共通する基本原理

 ほかにも「早期不適応的スキーマ」は全部で18もあるので、それらすべてについてここで書くことはできませんが、3つのスキーマの事例から、「早期不適応的スキーマ」のコーピングによって何らかの優れた特質、その人の魅力を獲得することがあるという事は理解していただけたと思います。

 

 ですから、自分で嫌だ、変えたいと思っている点と抱き合わせになっている可能性があるという事です。だから自分で嫌だと思うクセも過去にベストを尽くした結果できたパターンなのです。この観点がまず必要なのです。

 

 そして、「早期不適応的スキーマ」を解消しようとしたときに、潜在意識は、役に立つ要素、自分らしさ、自分の魅力まで取り除かれてしまうのではないかと警戒するのです。

 

 そこで、保持したい特性が、「早期不適応的スキーマ」以外の要素によって支えて保持できるという事を潜在意識に教える必要があるのです。

 

 しかし、幸いにも、ある程度の人生経験を得て、コーピングから学んだことも蓄積されています。例えば、「見捨てられ・不安定スキーマ」を背景にして相手に尽くすというコーピングをしていたとしても、実際に相手のことを思い、相手を喜ばせようと努力することで、相手にも喜んでもらえればそれが嬉しいと感じる体験も蓄積します。

 

 だから、見捨てられ不安が動機ではなくて、愛情と喜びをベースにして相手を思いやることで、自分も喜びが手に入るという事を潜在意識が理解するのは難しいことではありません。

 

 「早期不適応的スキーマ」を保持する理由の殆どは、マズローの言う人間の基本的欲求、「生存欲求」「安全欲求」「所属の欲求」「愛の欲求」「承認欲求」「成長欲求」のいずれかを基盤としています。だからスキーマなしでもそれらの欲求を満たすことが出来るという事を潜在意識が理解することで、スキーマを手放してゆくのです。

 

 わざわざスキーマという迂回路を通じて手に入れようとしなくても、直接基本的欲求を動機に使えるようにバイパスすればいいのです。

 

 例えば、「欠陥・恥スキーマ」の過剰補償として、「自分はダメだ、もっと頑張らないと」と自分をけしかける代わりに、「もっと成長し、もっと素晴らしい自分になることが喜びだから成長や向上を求める」という内容に切り替えてゆけばよいのです。

 

 「見捨てられ・不安定スキーマ」の過剰補償として、「相手に尽くすことで絆が保てる」と努力するよりも「相手を喜ばせることで絆が深まるのが嬉しいからそうする」という内容に置き換えてゆけばよいのです。そのように置き換わった時に、「早期不適応的スキーマ」を背景に形成された「仮の長所」が「本物の長所」になるのです。

 

 そうなることで、自己肯定感や、情緒的安定感や幸福感が増し、早期不適応的スキーマが作り出す負の引き寄せやストレス、恐怖、不安から解放され、エネルギーロスが減るので、全体的な気力や体力も健康状態全般も好転してゆくのです。

 

そうなるための原理や方法は、ほぼ全容が解明されてきました。あとは、あなたが変化を選択するかどうかだけなのです。

 

 かなり専門的な話、しかも、従来どこにも書かれていなかったノウハウに当たるような内容だったので1回読んだだけでは、混乱するばかりでどうすればいいのかよく分からなかったかもしれません。もっと分かりやすく順を追ってまとめた本があります。

 

 もし、あなたが望んだ人生を生きていないのだとしたら、もし、その原因がごく幼いときにつくられて潜在意識の奥深くに埋め込まれた信念体系が原因だとしたら、そして、それを明るみに出して、変更ができるのだとしたら、あなたはそれを望むでしょうか?

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    「1・全くそう思っていなかった」から「5・非常にそう思っていた」までの5段階のうちで最も良く当てはまる数字にチェックをつけてください。


    1)自分のことが嫌いだ

    12345

    2)人に嫌われるのが怖い

    12345

    3)人に迷惑がられるのが怖い

    12345

    4)いつも他人と自分を比較する

    12345

    5)立派に見える人の前で萎縮する

    12345

    6)いつも非難や攻撃を恐れている 

    12345

    7)相手を怒らせることが怖い

    12345

    8)相手に軽蔑されることが怖い

    12345

    9)批判されると全否定された気になる

    12345

    10)人に対して疑り深い

    12345

    11)私はどうせ見捨てられると思う

    12345

    12)メールなどがすぐ帰ってこないと不安

    12345

    13)連絡がつかないと見捨てられた気分になる

    12345

    14)裏切られるのではないかと相手を疑う

    12345

    15)いざという時結局自分は孤独だ

    12345

    16)誰も頼れないし頼らない

    12345

    17)なんでも自分でなんとかしようとする

    12345

    18)自分の気持ちや感情はどうせ無視される

    12345

    19)自分の要求や欲求はどうせ無視される

    12345

    20)人とは距離を置き親密にはなりにくい

    12345

    21)自分は失敗ばかりしていると思う

    12345

    22)自分で考えたことは失敗すると思う

    12345

    23)期待に応えられないで失望させるだろう

    12345

    24)具体的な指示やマニュアルがないと不安

    12345

    25)完璧でないと自分を許せない

    12345

    26)失敗すると罰を受けると思う

    12345

    27)誤りを犯すと罰を受けると思う

    12345

    28)ミスをすると自分を罰したくなる

    12345

    29)誤りを犯した相手を罰したくなる

    12345

    30)失敗するとひどく落ち込む

    12345



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