断食は究極の若返り、美容・健康法
理解を深めていただくために、まずは、一般的な断食についてお話したいと思います。断食は、西洋でも東洋でも、宗教的な儀式としても、精神的修行としても、治療法としても行われてきました。英語の breakfast という言葉は、break(破る)と fast(断食)の組み合わせで、断食明けの食事というのが本来の意味でした。
ギリシャ時代から、重要な治療法とされ、医聖ヒポクラテスが「月に一度断食をすれば病気にならない。病気は神が治し、恩恵は人がうけとる」と言い残しています。
欧米で近年になってから、科学的に治療効果が研究され、fasting(ファスティング) または、fast cure として癌や生活習慣病、アレルギー疾患などの治療に取り入れれられています。
実際に、余分な脂肪が落ちるだけでなく、血液がサラサラになり、コレステロールが低下し、免疫力が激増することが知られています。
高齢の女性では、生理が再開したり、不妊症で悩んでいた女性が子供を授かったりすることもしばしば報告されています。
人間以外の動物たちも、病気やけがをした後、断食をすることが知られています。 九州大学医学部で、マウスに2週間ごとに4日間の断食をさせたところ、寿命が2〜3倍にも伸びました。
断食には、治癒をうながすだけでなく、若返らせるはたらきもあるのです。ではなぜ、断食にはそんな効果があるのでしょうか?
悲鳴を上げている現代人の消化器系
私たちの消化器系は、一日に約7リットルもの消化液を分泌し、ひっきりなしに蠕動運動を行い、消化と吸収を行っています。消化と吸収には、実は莫大なエネルギーを使っているのです。そして、食べ過ぎや、時間に追われながらの食事、ストレスを抱えながらの食事、難消化性の肉や脂っこいものの多食などで、疲弊してしまいます。
そして、消化や吸収がうまく行かなくなり、腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えるということが起こります。腸粘膜はボロボロになり、消化されていないたんぱく質が血液に入り込んでくる(リーキーガット・シンドローム、LGS、腸管浸漏症候群ともいいます)ということも起こります。これは、免疫系に異常反応を起こさせ、アレルギーのほか、リウマチ、うつや痴呆、統合失調症、もう少し身近には、吹き出物や肩こり、頭痛、肌荒れの原因にもなっていると考えられています。現代人に、アレルギー疾患が激増している背景には、消化器系が疲弊し、弱っているということがあげられます。
無酵素食品の問題
さらに事態を悪くしているのは、食べているもののほとんどが、生命力のない無酵素食品であることです。野菜でも魚でも生の食品と醗酵させた食品には酵素が含まれているので、自然に消化されてゆく性質があります。ところが、加工、加熱調理した食品では、酵素が壊れていますから、それらを消化するのに100%自分で作り出した酵素を使って消化しなければなりません。
人間が一日に作り出せる酵素には限りがありますから、加工、加熱調理した食品ばかりを食べていると、慢性的な酵素不足になります。例えば、脂肪を消化するリパーゼは、体内の余分や脂肪を分解して燃やすためにも必要ですし、たんぱく質を分解するプロテアーゼは、細菌やウイルスやアレルゲンを分解するためにも必要です。
眠っていたDNAがONに
実は、人間のDNAには、もともと断食をすると、スイッチが入るプログラムが組み込まれているのです。 まず、断食して8時間くらいたつと、90分くらいの周期で胃からモチリンというホルモンが分泌されて、腸の蠕動運動を促します。これを、空腹時伝播性収縮(IHC)といいます。それは食物が入らないうちに、腸の中を大掃除して、メンテナンスをしているのです。その結果、腸壁にこびりついたいわゆる宿便がこそぎ落とされるのです。宿便が実際に排泄されてくるのは、多くの場合、断食後3〜4日後です。宿便の正体は、粘膜付着性の細菌の死骸と考えられます。
さらに断食1〜2日くらいからは、ホルモン感受性リパーゼという酵素の働きで、 余分な体脂肪が分解され、一部はアセチルコリンに変換されて燃やされ、一部は、ブ
ドウ糖に変換されて、脳、神経系のエネルギー源として使われます。脳、神経系は、ほとんどブドウ糖を唯一のエネルギー源にしているので、脂肪やたんぱく質をブドウ糖に変換して送り込む必要があるのです。このようなはたらきを「糖新生」といいます。
潜在能力がフル稼働
さらに数日後には、リンパ球やマクロファージといった免疫細胞が激増し、活発に活動するということが起こります。
また、断食をすると次第に、嗅覚をはじめとして感覚が鋭敏になってきます。直観力や霊感も鋭くなるということから、宗教の世界では、断食は、霊的覚醒や悟りと結び付けられています。昔から、断食祈願ということが行われていますが、実際に断食中に祈願したことは実現しやすいといわれています。
腸内細菌はいったんほとんど死滅し、宿便の排泄後は、圧倒的に善玉菌優勢になり、便がきれいになるということも多くの人が体験しています。
そのほか、通常の生活では食べ物を消化するために費やしていた酵素を、自由に使えるようになることで、様々なメンテナンスが行われていると考えられるのです。
その後適切な食習慣を保てば、体が軽く、思考も冴えた感じが維持でき、味覚も鋭敏になり、ごく素朴な食事が美味しく感じられ、幸福感が得られるjことでしょう。
3日間の断食で、平均的に体重は3Kg程度原料出来ますが、それをきっかけにした体質改善と、生活習慣の改善により、その後も持続的にスリムアップし、10Kg以上も減量に成功できたケースも多く見られます。
ただし、現代人は、専門家の監督の下でなければ完全断食は、難しく、苦痛が大きく、危険もあるといわれますそこで、次の章では、現代人が 安全 に、楽に、しかもより効果的に断食をする方法について述べてゆきたいと思 います。
完全断食の問題点
しかし、現代人は、日ごろ、加工食品や過度の調理した食品の食べすぎや、エンプティ・カロリー(必要なビタミン、ミネラルを伴わないカロリー)のとりすぎで、酵素の働きが枯渇している場合が多いため、いきなり完全断食に入るのは危険な場合があります。
特に、酵素がうまくはたらかずに糖新生が円滑に行かないと、脳や神経系が働くためのエネルギーが不足し、意識が朦朧としたり、虚脱感に襲われたり、断食が続けられなかったりします。
もともと、完全断食の場合には、糖新生が脂肪からよりも、たんぱく質から起こるという問題があります。それは、筋肉が分解されてしまう(カタボリックといいます)ということです。それで体力も代謝も落ち、よほど気をつけた自己管理を行わないと、逆に後で脂肪がつきやすくなってしまう場合もあるのです。
また、脂肪がクレブス回路という代謝系で燃やされる時、脂肪だけでは燃えないのです。まず炭水化物が燃えることでクレブス回路が働き、そこに脂肪が加わって燃えるのです。
こうした理由から、少量の炭水化物とビタミン、ミネラル、生きた酵素を補給しながら断食をすることで、安全に、効果的に断食をすることができるのです。
なぜ酵素断食なの?
そこで、果物断食とか、ジュースのようなものを飲みながらの断食といった方法もあるのですが、栄養が偏りやすく、砂糖や果糖を多く含みすぎると、血糖値を不安定にさせてしまう傾向があります。
そこで、何十種類もの野菜や果物を醗酵させた酵素飲料が、理想的な栄養源となるのです。これはいうなれば消化済みの野菜や果物で、炭水化物やビタミン、ミネラル以外に、ファイトニュートリエントと呼ばれる微量栄養素をいろいろ含んでおり、酵母が作り出す様々な生きた酵素も含んでいるのです。特に醗酵過程で、水も砂糖も添加せずに天然酵母で作ったものは最適のものです。
また、断食中は、体の解毒、排泄能力が高まることが知られていますが、酵母が作り出すメタロチオネインという醗酵生成物が、重金属をキャッチし、無毒化して対外に排出してくれることが分かってきました。断食中に体脂肪が燃焼される際に、脂肪組織に蓄積していた重金属が血液中に放出されてきて悪さすることも防ぎながら、解毒を効率的にしてくれるというわけです。
補食課程が最も重要!
酵素断食は、決められた量と回数、酵素飲料を飲んで過ごすだけです。脳や神経系が働くのに必要な栄養素は補給されますから、断食中は飢餓感もなく、頭脳明晰で、少ない睡眠時間でも疲労感がほとんどありません。
最も重要なのは、食事を徐々に戻してゆく過程(補食)です。最初は、一杯の味噌汁や、スープだけの食事から捕食は始まります。3日間の断食だったら、3日間かけて、1日の断食だったら1日をかけて戻してゆくのです。
3日も断食をした後であれば、嗅覚も味覚も非常に鋭敏になっていますから、薄味でも旨みを深く感じることが出来ます。野菜でも、以前はドレッシングやマヨネーズをかけていたところを、何もつけなくても十分美味しくく感じられたりするものです。多くの人が断食明けの一杯の味噌汁の美味しさに感動します。
断食をすると、いったん消化液の分泌がとまっていますから、いきなりは消化は出来ません。多くの場合には、食べようとしてもすぐに満腹感が来て体が受け付けない と思いますが、間違っても断食明けの大食いはしてはいけません。必ず消化不良を起こし、断食の成果を一気に台無しにしてしまいます。
また、せっかく味覚や嗅覚が鋭敏になっているので、できるだけ素材を活かした、薄味を心得てください。
現代人の味覚や嗅覚は、化学調味料や合成香料によってかなり鈍くなっており、体にわるい食品を好んで食べるようになっている場合が多いのです。 断食は、健康的な食事に切り替えるこの上もないきっかけになります。
さあ、酵素断食にトライしましょう!!
以上のことを、留意していただければ、酵素断食は誰でも安全に、楽に、効果的に行うことが出来ます。 体質も食習慣も変える大きなきっかけをつくりたいならば、3日間の断食、3日間の補食というプログラムをお勧めしますが、1日の断食、1日の補食という方法や、朝食だけを酵素飲料に置き換える半断食という方法もあります。いずれのやり方でも体質や生活習慣を変えるよいきっかけになることでしょう。具体的な方法や、酵素飲料事態についての説明は、ビューティー・ヘルス・エンザイムの商品ページをご覧ください。商品ページ
また、酵素断食をきっかけに、ヘルシーな食習慣を身につけたいという方のためには、「癒しの食卓 スリムアップも若返りも食しだい」という記事がありますの参考にしてください。
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