血液は健康を語る
血液を生きた状態で観察
する技術、LBA(Live
Blood Analysis)が注目されています。 普通の病院での検査では、赤血球やヘモグロビンの量だけを見ますが、
これはいわば血液の質を見るもの。
例えば、現代人によく見られる
のが、写真のように赤血球がコインを重ねたようにくっ付いている現象で、ルロウ(連銭)形成といわれます。
医学の専門書では、骨髄腫やマクログロブリン血症などの特殊な病気で生じるとされていますが、実際には、食生活の偏りやストレス、アレルギー体質などを背景にしてざらに発生しています。
ルロウ形成が起こると、血液循環が妨げられ、酸素の供給能力は最大30%もダウンするといわれます。
ですから、疲れやすい、慢性の肩こり、頭痛、冷え性、うつなどは、このような血液の質の問題から起こっているのかもしれません。
ほかにも、腸内で異常発酵が起きたり、肝機能が低下することでアキャンソサイトと呼ばれるぎざぎざの赤血球が現われたり、鉄や葉酸などの栄養素の不足に由来する異常も現われます。
下の写真は、
左が典型的なルロウ形成を起こした血液で、右側が、酵素飲料を飲用後30分で、正常化したものです。
酵素飲料飲用前 酵素飲料飲用後 (30分)
HBIではLBAを2006年2月より
研究用に設置しました。
血液も十人十色 ★HBIサロン内に設置★
ルロウ形成が見られても、大量の野菜や果物を食べ、良質な水を飲んだり、必要なミネラルを補給した後には、それが改善する場合が殆どです。特に、酵素飲料50cc程度を水に希釈して飲んだ後30分くらいで8割〜9割のケースでは、正常化するのが見られました。
また、それでも改善が見られなかった場合には、食事、栄養のバランスの調整をすると徐々に改善するのが見られました。比較的容易に正常化するものは、「仮性ルロウ」とでも呼んで本当に病的なルロウとは区別すべきなのかもしれません。
通常は、赤血球同士の細胞膜表面がマイナスにたい電子反発しあっているのでくっ付かないのですが、それでも
ルロウ形成が起こる直接の原因としては、γーグロブリン(免疫系が作り出す抗体)と考えられています。
ですから、アレルギー体質で血液中に抗体が多いということも原因ですが、アレルギーの自覚がなくとも、リーキーガット・シンドローム(LGS、腸管浸漏症候群)といって、未消化の蛋白質が、弱った腸壁を通過して血液に混入してくるということは、現代人に広く起こっているといわれ、動脈硬化、痴呆、うつ、統合失調症などのほか、身近には、吹き出物、肩こり、頭痛、肌荒れにまで関わっているといわれます。こういうことが起こると、未消化の蛋白質は免疫系にとって異物ですから、抗体が多く作られ、ルロウ形成の原因になると思われます。
こうした事もルロウ形成の原因
ひとつですが、ほかにもミネラルバランスの崩れ、飽和脂肪の過多、不飽和脂肪(特にEPA,DHA,αーリノレン酸などのオメガ3系不飽和脂肪酸)の不足、それに活性酸素、過酸化脂質などが関わっているようです。
また、例えば菜食主義の食事をしている人でも、ルロウ形成が見られる場合も多々あります。健康によいと信じていても、栄養が偏っているという場合もあるわけです。
いずれにしても、血液が健康になれば、もっと健康になる、これは当たり前のことだと思いませんか?
LBAは、内部研究用に用いており、一般向けサービスにはしておりません。ただし、これまでHBIのサービスをお受けになられた方で、ご希望の方は、ご相談下さい。ただし、以下の2点をご了解ください。@ご自分で採血していただきます。A診断にあたるような行為は行いません
。
血液は健康を語る2
ケース1 健康的な血液
まずは、 酵素飲料やマイクロクラスター水を常用し、食事のバランスに気をつけている方の健康な血液の映像です。
ケース2 軽度にルロウした血液
次は、良く見られる軽度のルロウで、左が飲用前、右が酵素飲料飲用後30分でルロウが解消している事例です。健康の範疇にある方の殆どは、これに近いパターンです。
ケース3 重度にルロウした血液
しかし、特にアレルギー体質などで、ルロウ形成がきつく起きているケースでは、その場ですぐには改善しないケースもあります。こうした場合には、粘り強い体質改善が必要です。次の2枚の写真は、いずれも花粉症を持つ方ですが、別の方です。映像としては似ていますが、右の写真の方の場合には、白血球も増加しているのが見られ、重症と思われます。
しかし、 重度のルロウを起こしているようなケースでも、酵素飲料を飲用して30分ほどすると、それがほどけて正常になるケースも観察されました。部分的に、形のいびつな赤血球が見られるのは、活性酸素の影響で、赤血球の細胞膜が痛んでいるためと思われます。こうしたことも継続的なサポートによって健康になって行きます。
ケース4 アキャンソサイトが発生したた血液
さらに次の写真は、左が、アキャンソサイトと呼ばれる、金平糖のような形の赤血球が見られるケースです。腸内細菌バランスの乱れや肝機能の低下により起こるといわれます。
ケース5 ルロウと活性酸素などで変形した血液
また、右の写真は、糖尿病患者のものですが、ルロウ形成のほか、凝集、活性酸素により赤血球の細胞膜が 傷つき、変形しているなどの様子が見られました。
いずれのケースでも、粘り強く体質改善に取り組めば、改善することが出来ますし、自覚的変化がなくとも、血液の状態が上向いていれば、その取り組みを継続すれば、普段段自覚的にも改善が起こります。
|